現行の日本の学習指導要領では、中学で取り扱う英単語数について、小学校で学習する 600〜700語に加え、5つの領域(聞くこと・読むこと・話すこと[やり取り]・話すこと[発表]・書くこと)別の目標を達成するための言語活動に必要な「1600〜1800語程度」の語となっている。つまり、中学卒業時点で、トータル2200〜2500語を学習する。
学習指導要領では具体的な英単語は示されていない。このコラムでは、青森県教育委員会が、学習指導要領に準拠した形で作成した英単語集をもとに、品詞別で重複している部分などを修正した全2286単語のリストをエクセルファイルで公開する。
ちなみに、青森県教育委員会が作成した英単語集は、全国で使用されている全6社の英語の教科書を分析したとしている。
目次
1. 中学の英単語|名詞1254単語一覧
中学では、1254個の「名詞」が教科書に出てくる。「名詞」とは、「ひと」「もの」「こと」の「名を表すことば(詞)」である。
英語の名詞の特徴:
- 日本の学校教育では、英語の名詞を「普通名詞」「集合名詞」「物質名詞」「抽象名詞」「固有名詞」の5種類に分類している。
- 「名詞」は、文の「主語」「補語」「目的語」になることができる。
- 英語の「名詞」は「数えられる名詞」と「数えられない名詞」がある。
- 数えられる名詞には「単数形」に加えて「複数形」がある。
なお、英語の代名詞の詳細は『英語【名詞】※5種類の名詞の使い方と性質を基本から徹底解説』を参考にしてほしい。
2. 中学の英単語|代名詞60単語一覧
中学では、60個の「代名詞」が教科書に出てくる。英語の「代名詞」とは、「名詞の代わりをすることば(詞)」である。
英語の代名詞の種類:
- 人称代名詞(所有代名詞・再帰代名詞を含む:人称代名詞とは、人の代わりをする名詞。
- 指示代名詞:ある名詞を指し示す名詞の代わり。
- 不定代名詞:不特定のもの/人を指す名詞の代わり。
- 疑問代名詞:名詞の代わりをする疑問詞。
- 関係代名詞:名詞(先行詞)と、その名詞を説明する文(節)とを関係づけるための名詞の代わり。
なお、英語の代名詞の詳細は『英語【代名詞】※話すための英文法|5種類の基本を徹底解説!』を参考にしてほしい。
3. 中学の英単語|動詞343単語一覧
中学では、343個の「動詞」が教科書に出てくる。「動詞」とは、「動きを表す詞(ことば)」である。実際には、「動き」だけではなく「状態」を表す場合も多い。
動詞の種類:
- be動詞と一般動詞:be動詞は「イコール」を表す。一般動詞とはbe動詞以外の全ての動詞。
- 自動詞と他動詞:他動詞は目的語を必要とするが、自動詞は必要としない。
- 動作動詞と状態動詞:動作を表す動詞と状態を表す動詞。
- 知覚動詞:see(見る)・hear(聞く)・feel(感じる)・などの感覚を表す動詞。
- 使役動詞:主に「make」「let」「have」の3つの動詞があり、「(目的語)に〜させる」という意味を表す。
なお、英語の動詞の詳細は『英語【動詞】話すための基礎を徹底解説!※中学の全動詞一覧付』を参考にしてほしい。
4. 中学の英単語|助動詞19単語一覧
中学では、19個の「助動詞」が教科書に出てくる。「助動詞」とは「動詞を助ける詞(ことば)」である。したがって「助動詞」は必ず「動詞」と一緒に使用される。
助動詞を使うときの基本的な注意点:
- 助動詞は「動詞」と一緒に使う。
- 1つの動詞に2つ以上の助動詞は使えない。
- 助動詞のあとには「動詞の原形」が続く。
- 助動詞には三人称単数の「s」はつけない。
- 助動詞の否定形は直後に「not」をつける。
- 助動詞を使った疑問文は助動詞を文頭に置く。
なお、英語の助動詞の詳細は『英語【助動詞】16種類の使い方と30の意味を基本から徹底解説!』を参考にしてほしい。
5. 中学の英単語|形容詞361単語一覧
中学では、361個の「形容詞」が教科書に出てくる。「形容詞」とは、例えば「黒いねこ(black cat)」の太字の部分のことばを指す。名詞を「形容(修飾)」する「詞(ことば)」のことだ。
形容詞の種類:
- 限定用法:「前から」名詞を直接修飾する場合を形容詞の「限定用法」という。
- 叙述用法:「is」のような「be動詞」をはさんで、名詞を「後ろから」修飾する場合を、形容詞の「叙述用法」という。
なお、英語の形容詞の詳細は『英語【形容詞】基礎から徹底解説!※中学で習う全形容詞一覧付』を参考にしてほしい。
6. 中学の英単語|副詞148単語一覧
中学では、148個の「副詞」が教科書に出てくる。「副詞」とは「名詞以外の語句」を「修飾」することば(詞)である。「名詞以外の語句」とは、「動詞」「形容詞」「他の副詞」に加え「文全体」も含まれる。
副詞の種類:
- 「様態」を表す副詞:「quickly」(素早く) など。
- 「場所」を表す副詞:「here」(ここ) など。
- 「時」を表す副詞:「now」(今) など。
- 「頻度」を表す副詞:「weekly」(週毎に) など。
- 「程度」などを表す副詞:「almost」(ほとんど) など。
なお、英語の副詞の詳細は『英語【副詞】基礎から徹底解説※中学で習う全副詞一覧付!』を参考にしてほしい。
7. 中学の英単語|前置詞42単語一覧
中学では、42個の「前置詞」が教科書に出てくる。「前置詞」とは「名詞の前に置くことば(詞)」だ。したがって、「前置詞」の後には必ず「名詞」がくる。
前置詞の種類:
- 「時」を示す前置詞:「at」「on」など。
- 「場所」を示す前置詞:「at」「on」など。
- 「動き」を示す前置詞:「from」「to」など。
なお、英語の前置詞の詳細は『英語【前置詞】使い方はイラストと例文で!基本から徹底解説』を参考にしてほしい。
8. 中学の英単語|接続詞42単語一覧
中学では、42個の「接続詞」が教科書に出てくる。英語の「接続詞」とは、「語」と「語」、「句」と「句」、もしくは「節」と「節」を結ぶ(「接続」する)「詞」(ことば)である。また、文の一部となる「節」を作ることもある。
接続詞の種類:
- 「語と語」「句と句」「節と節」を結ぶ接続詞:「and」「or」「but」など。
- 「名詞節」を作る接続詞:「that」「if」など。
なお、英語の接続詞の詳細は『英語【接続詞】基本の28種類を徹底解説※話すための英文法!』を参考にしてほしい。
9. 中学の英単語|冠詞3単語一覧
中学では、3個の「冠詞」が教科書に出てくる。英語の「冠詞」とは「名詞の冠(かんむり)のことば(詞)」である。
冠詞の種類:
- 不定冠詞:初めて話題に上がった名詞などには、不定冠詞の「a/an」を付ける。
- 定冠詞:既に話題に出ている名詞などには、定冠詞の「the」を付ける。
なお、英語の冠詞の詳細は『英語【冠詞】※話すための英文法|基本から発展を徹底解説!』を参考にしてほしい。
10. 中学の英単語|間投詞14単語一覧
中学では、14個の「間投詞」が教科書に出てくる。「間投詞」とは「間に投げられたことば(詞)」である。喜びや悲しみ、驚きなどを表すことばである。
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