「前置詞」とは「名詞の前に置くことば(詞)」だ。したがって、「前置詞」の後には必ず「名詞」がくる(動名詞(goingなど)を含む)。
本コラムで取り上げる前置詞のイラストをまとめると以下になる。
英語の「前置詞」は「イラスト」に加えて「例文」でイメージを獲得していこう。
このコラムでは、英語を話すために重要な前置詞のみを取り上げ、それらの様々なイメージを獲得するために必要な、最小限のイラストと厳選した例文を紹介する。前置詞を使いこなせるようになるために是非通読してみてほしい。
なお、「listen to 〜」(〜を聴く)、「be interested in 〜」(〜に興味がある)、「a reason for 〜」(〜の理由)のように、ある動詞・形容詞・名詞には特定の前置詞がつく。このような場合は、このコラムで説明するイメージは通用しない場合も多いので、動詞/形容詞/名詞と前置詞を一緒に覚えていくしかない。
目次
- 1. 「時」を示す前置詞「at」「on」「in」
- 2. 「時」を示す前置詞「from」「to」「until」「by」「since」「for」
- 3. 「時」を示す前置詞「before」「after」「during」「within」
- 4. 「場所」を示す前置詞「at」「on」「in」
- 5. 「場所」を示す前置詞「behind」「between」「opposite」「beside」「next to」「in front of」
- 6. 「場所」を示す前置詞「by」「over」「under」「below」「above」「around」
- 7. 「動き」を示す前置詞「from」「to」「into」「out of」「on」「off」
- 8. 「動き」を示す前置詞「up」「down」「over」「under」「through」
- 9. 「動き」を示す前置詞「around」「along」「across」「past」
1. 「時」を示す前置詞「at」「on」「in」
「時」を示す「at」「on」「in」の基本のイメージは以下の通りだ。
それぞれ、例文と一緒に詳しく説明する。
1.1.「時刻」や「ある時点」を示す「at」
「at」の基本のイメージは「点」である。したがって、基本的には時間の流れの中の「ある一点」を示すが、「ある一定の時間」を示す場合もある。
Let’s meet at ten o’clock.
(10時に会いましょう。)
「at ten o’clock」は、10時という時間の流れの中の「点」である。
The bar closes at midnight.
(そのバーは夜中の12時に閉まる。)
「at midnight」は、夜の12時という「点」ではなく、単に「真夜中」の意味に使われることもある。
I went to the bank at lunchtime yesterday.
(私は昨日ランチタイムに銀行に行った。)
I work at night.
(私は夜に働いている。)
上記の2つの例文の「at」は「ある一点」ではなく、「ある一定の時間」を示している。
1.2.「曜日」・「日付」などの「特定の日」を示す「on」
「on」は「曜日」や「日付」などの「特定の日」を示す。
I will see you on Friday.
(私は金曜日にあなたに会います。)
She arrived here on June 13th.
(彼女は6月13日にここに着いた。)
I gave her a present on her birthday.
(私は彼女の誕生日にプレゼントをあげた。)
1.3. 「月」・「四季」・「年」・「世紀」などを示す「in」
「in」の基本のイメージは「中」である。したがって、時間の流れの中の「ある一定期間」を示す。
We have a lot of rain in June.
(6月には雨がたくさん降る。)
He was born in 1990.
(彼は1990年に生まれた。)
He will come here in the afternoon.
(彼は午後にここに来るだろう。)
1.4.「時」を示す「at」「on」「in」の例外的な使い方
「時」を示す「at」「on」「in」の例外的な使い方の中で重要なものを紹介する。
Can I see you on Sunday morning?
(私は土曜日の午前中にあなたに会えるか?)
通常、「午前中に」「午後に」「晩に」は「in the morning」のように「in」が使われるが、上記の例文のように「曜日」が入ると「on」が使われる。
I go swimming on weekends.(アメリカ英語)
= I go swimming at weekends. (イギリス英語)
(私は週末に泳ぎに行く。)
上記の例文のように、「週末に」という場合は、アメリカ英語では「on weekends」や「on the weekend」のように「on」が使われる。なお、イギリス英語では「at」が使われる。
It rained in the night.
(夜に雨が降った。)
「夜に」は「at night」と説明したが、それは一般的な「夜」を示す場合であり、上記の例文のように「ある特定の夜」を示す場合は「in」が使われる。
He will be here in two hours.
(彼は2時間後にここに来るだろう。)
「in」の基本のイメージは「中に」なので、上記の例文は「2時間以内で」と勘違いしやすいが、「〜以内」ではなく「今から〜後」という意味である。
なお、「時」を示す「at」「on」「in」のついては「英語【日付の前置詞は?】※時間・曜日・月・季節もマスター!」も参考にしてほしい。
2. 「時」を示す前置詞「from」「to」「until」「by」「since」「for」
「時」を示す「from」「to」「until」「by」「since」「for」の基本のイメージは以下の通りだ。
それぞれ、例文と一緒に詳しく説明する。
2.1.「時の起点」を示す「from」と「時の終点」を示す「to」
「from」の基本のイメージは「〜から」である。したがって、「時」関連のことを示す場合は「時の起点」を示す。
一方で、「to」の基本のイメージは「〜へ向かっている」である。「時」関連のことを示す場合は「〜まで」という「時の終点」を示す。
He works from Monday to Saturday.
(彼は月曜日から土曜日まで働いている。)
I’m going to live in the U.S. from the next year to 2030.
(私は来年から2030年までアメリカに住む予定だ。)
2.2.「時の終点」を示す「until」と「期限」を示す「by」
「until」は「〜まで」という「時の終点」を示す。一方で「by」は、「〜までに」という「期限」を示す。
I am staying the hotel until tomorrow.
(私は明日までそのホテルに滞在する。)
上記の「until」の場合は、「ホテルに滞在」するという「動作」が「明日」という「時の終点」まで続く。一方で、下記の「by」の場合は、「明日」までに「仕事を終わらせる」という「1回の動作」をする必要がある。
I have to finish this work by tomorrow.
(私はこの仕事を明日までに終わらさなければならない。)
つまり、「動作」がある時点まで続く場合は「until」で、「1回の動作」がある時点までに起きる場合は「by」を使う。
2.3.「時の起点」を示す「since」と「期間」を示す「for」
「since」は「〜から(今まで)」という、過去の「時の起点」を示す。一方で「for」は、「〜の間」という「期間」を示す。
It has been raining since Tuesday.
(火曜日から(今も、ずっと)雨が降っている。)
「since」は、過去のある時点から今までずっと起こっていることを示すときに使われるので、上記の例文のように「完了形」と共に使用される。
したがって、上記で説明した「from 〜 to …」(〜から…まで)のように、「時の終点」を示す「to」や「until」を「since」と一緒に使うことはできない。
It has been raining for three days.
(3日間(今も、ずっと)雨が降っている。)
一方で、「for」は上記の例文のように「期間」を表す。「for」の後には「期間」を表すことば(ここでは「three days」)を置くが、「since」の後には「過去のある時点」(「Tuesday」など)を表すことばを置くことに注意してほしい。
3. 「時」を示す前置詞「before」「after」「during」「within」
「時」を示す「before」「after」「during」「within」の基本のイメージは以下の通りだ。
それぞれ、例文と一緒に詳しく説明する。
3.1.「ある時点以前」を示す「before」
「before」の基本のイメージは「〜の前に」である。したがって、「時」関連のことを示す場合は「ある時点以前」を示す。
He will leave before lunch.
(彼は昼食前に去る。)
I drink a cup of hot milk before going to bed.
(私は寝る前にホットミルクを飲む。)
上記の2つ目の例文のように、前置詞「before」のあとには「動名詞」も置くことができる(「before」だけではなく、全ての前置詞の後には「動名詞」を置くことができる。)。「going to bed」は「ベッドに行くこと = 寝ること」という名詞の働きをする句(名詞句)である。
3.2.「ある時点以降」を示す「after」
「after」の基本のイメージは「〜の後に」である。したがって、「時」関連のことを示す場合は「ある時点以降」を示す。
Let’s have lunch together after the meeting.
(ミーティングの後に一緒にランチしよう。)
I started work after reading the newspaper.
(私は新聞を読んだ後に仕事を始めた。)
上記の2つ目の例文では、前置詞「after」のあとに「動名詞」がきている。
3.3.「ある特定の期間」を示す「during」
「during」の基本のイメージは「〜の期間中」である。
Please email me if you have any trouble during my holiday.
(私の休暇中になにか問題があればメールしてください。)
3.4.「ある特定の期間内」を示す「within」
「within」の基本のイメージは「〜以内に」である。したがって、「時」関連のことを示す場合は「ある特定の期間内」を示す。
He will be back within an hour.
(彼は1時間以内に帰ってくるだろう。)
4. 「場所」を示す前置詞「at」「on」「in」
それぞれ、例文と一緒に詳しく説明する。
4.1.「地点」を示す「at」
「at」の基本のイメージは「点」である。したがって、場所の「ある一点」を示す。
I saw him at the bus stop yesterday.
(私は昨日彼をバス停で見た。)
He is working at his desk.
(彼は彼の机で働いている。)
There is somebody at the door.
(ドアのところに誰かがいる。)
She will meet him at the airport in Tokyo.
(彼女は東京の空港で彼に会う。)
上記の例文では「airport」を地図上の1点を考えているので「at」が使われている。一方で、下記の例文では、「airport」という建物の中というイメージである。
There is a barber’s shop in the airport.
(空港には理髪店がある。)
He will be at home tonight.
(彼は今夜家にいるだろう。)
上記の例文の「at」は省略できる。その場合の「home」は副詞で「家で[に]」の意味になる。副詞の詳細については追ってコラムにまとめる。
I am studying English at university.
(私は大学で英語を勉強している。)
上記の例文で「university」に冠詞がついていないのは、「university」を「勉強するところ」という機能面に着目しているため。冠詞の詳細は「英語【冠詞】※話すための英文法|基本から発展を徹底解説!」を参考にしてほしい。
I met her at the party yesterday.
(私は昨日パーティで彼女に会った。)
上記の例文のように、「at」は、ある特定の場所で行われる「イベント」にも使うことができる。「party」のほかに「concert」「meeting」「wedding」にも使える。
4.2.「接触」を示す「on」
「場所」を示すときの「on」の基本のイメージは「接触」である。「上にのっている」というイメージが強いと思うが、「上」だけではなく、「横」や「下」に接触している場合にも使用される。
Your book is on my desk.
(あなたの本は私の机の上にある。)
There is a clock on the wall.
(壁に時計がある。)
Look at the bee on the ceiling.
(天井にくっついている蜂を見て。)
You have to put a stamp on the envelope.
(あなたは封筒に切手を貼らなければならない。)
I know that woman on the bike.
(私はあの自転車に乗っている女性を知っている。)
上記の例文にように、乗り物には「on」が使われる。例えば、「bus」「train」「plane」「ship」など大きい乗り物に「on」である。しかし「car」「taxi」の場合は「in」が使われることに注意してほしい(車やタクシーは大きさが小さいため、「入り込み」というイメージのため。)。
My office is on the fifth floor of this building.
(私のオフィスはこのビルの5階にある。)
Our office building is on a big street.
(我々のオフィスのビルは大きな通りに面している。)
上記の最後の例文は「on a big street」で「a big street」に「接触している」というニュアンスから、「大きな通り沿いにある」という意味になる。
4.3.「中」を示す「in」
「in」の基本のイメージは「中」である。したがって、ある場所の「中」を示す。
Smoking is not allowed in this room.
(この部屋では喫煙は許されていない。)
My dog is in the garden.
(私の犬は庭にいる。)
I used to swim in the river.
(私はかつて川で泳いだものだ。)
We had dinner in a restaurant yesterday.
(我々は昨日レストランで夕食を食べた。)
上記の例文は「at the restaurant」でも同じ意味になる。
There is no railway station in this town.
(この街には駅がない。)
You can taste fresh seafood in Hokkaido.
(北海道では新鮮な魚介類が味わえる。)
上記の例文のように「都市」「街」には「in」が使われる。
Who is the man in that picture?
(あの絵の男は誰だ?)
上記の例文のように、「picture」や「photo」「book」「newspaper」などの「中」でも「in」が使われる。
She is still in bed.
(彼女はまだ寝ている。)
He is in hospital.
(彼は入院している。)
上記の2つの例文で「bed」と「hospital」に冠詞がついていないのは、「bed」を「寝るところ」、「hospital」を「病気/怪我を治すところ」という機能面に着目しているためである。従って、「in bed」は単にベッドに中にいる状態を示しているのではなく、「寝ている」状態を示している。また、「in hospital」は、単に病院にいる状態を示しているのではなく、「入院している」状態を示している。冠詞の詳細は「英語【冠詞】※話すための英文法|基本から発展を徹底解説!」を参考にしてほしい。
My dog won’t go out in the rain.
(私の犬は雨の中を外に出ようとしない。)
5. 「場所」を示す前置詞「behind」「between」「opposite」「beside」「next to」「in front of」
「behind」(〜の後ろ)、「between」(〜の間)、「opposite」(〜の反対)、「beside」(〜の横)、「next to」(〜の横)、「in front of」(〜の前)、の6つの前置詞の位置関係を下記のイラストを使って説明する。
C is behind A.(CはAの後ろです。)
C is between B and D.(CはBとDの間です。)
F is opposite A.(GはAの反対です。)
B is beside C.(BはCの隣です。)
B is next to C.(BはCの隣です。)
C is in front of E.(AはCの前です。)
「beside」と「next to」は同じ意味である。また、「next to」や「in front of」のように複数の単語で1つの前置詞の働きをするものもある。
6. 「場所」を示す前置詞「by」「over」「under」「below」「above」「around」
それぞれ、例文と一緒に詳しく説明する。
6.1.「〜のとなり」の「場所」を示す「by」
場所を示すときの「by」の基本のイメージは「〜のそば」である。「by」は、左右・前後・上下は関係なく「そば」を示す。
My second house is by the lake.
(私の別宅は湖のそばにある。)
I would like to sit by the window.
(私は窓にそばに座りたい。)
6.2.「〜の真上」の「場所」を示す「over」
場所を示すときの「over」の基本のイメージは「〜の真上」である。「over」は、離れている場合でも、接触している場合でも使える。
We can see a rainbow over the clouds.
(雲の真上に虹が見える。)
I put my handkerchief over my head.
(私はハンカチを頭の上にのせた。)
I always wear a cardigan over the shirt.
(私はいつもシャツの上にカーディガンを着る。)
6.3.「〜の真下」の「場所」を示す「under」
場所を示すときの「under」の基本のイメージは「〜の真下」である。「under」は、離れている場合でも、接触している場合でも使える。
There is a cat under the table.
(テーブルの下に猫がいる。)
I always wear a shirt under the cardigan.
(私はいつもカーディガンの下にシャツを着る。)
6.4.「〜の上」の「場所」を示す「above」
場所を示すときの「above」の基本のイメージは「〜の上」である。
There is a picture on the wall above the fireplace.
(暖炉の上の壁に絵がある。)
Put your hands above your head.
(両手を頭より高く上げろ。)
6.5.「〜の下」の「場所」を示す「below」
場所を示すときの「below」の基本のイメージは「〜の下」である。
There is a fireplace below the picture.
(絵の下に暖炉がある。)
These socks come to just below the knee.
(この靴下は膝のちょうど下までくる。)
6.6.「〜のまわりに」の「場所」を示す「around」
場所を示すときの「around」の基本のイメージは「〜のまわりに」である。
We are sitting around the small table.
(我々は小さいテーブルのまわりに座っている。)
He put his arm around her shoulders.
(彼は腕を彼女の肩に回した。)
上記の2つ目の例文のように、全てを取り囲んでいる状態以外でも「around」は使われる。
なお、「round」は「around」と同じ意味で使われる。特にイギリスではその傾向が強い。
7. 「動き」を示す前置詞「from」「to」「into」「out of」「on」「off」
7.1.「〜から」「〜へ」の「動き」を示す「from」「to」
「from」の基本のイメージは「〜から」である。したがって、「動き」関連のことを示す場合は「場所の起点」を示す。また、その起点からの「動き」も含まれている。
I just moved here from Tokyo.
(私は東京から引っ越してきたばかりです。)
一方で、「to」の基本のイメージは「〜へ向かっている」である。「場所」関連のことを示す場合は「〜へ」という「場所の到着点」を示す。また、その到着点への「動き」も含まれている。
Does this bus go to Tokyo station?
(このバスは東京駅に行きますか?)
「from」と「to」は下記の例文のように一緒に使う場合も多い。
I usually walk from my home to the office.
(私は通常、家からオフィスまで歩く。)
7.2. 「〜の外へ」「〜の中へ」の「動き」を示す「out of」「into」
「out of」の基本のイメージは「中から外へ」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
He walked out of the hotel.
(彼はホテルから歩いて出てきた。)
「in」と「into」の違いは上記と下記の例文を比べるとわかりやすい。
He walked from the hotel.
(彼はホテルから歩いた。(歩くことをホテルから始めた))
一方で、「into」の基本のイメージは「外ら中へ」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
He walked into the park.
(彼は公園に歩いて入って行った。)
「in」と「into」の違いは上記と下記の例文を比べるとわかりやすい。
He walked in the park.
(彼は公園(の中)を歩いた。)
7.3.「〜の上へ」「〜の下へ」の「動き」を示す「on」「off」
「動き」を示す「on」の基本のイメージは「〜の上へ」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
You have to get on the bus here.
(あなたはここでバスに乗らなければならない。)
Put your hands on your head.
(両手を頭の上にのせなさい。)
「動き」を示す「off」の基本のイメージは「〜の下へ」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
He fell off his bike.
(彼は自転車から(下に)落ちた。)
You have to take your feet off the desk.
(あなたは机から足を下ろさなければならない。)
8. 「動き」を示す前置詞「up」「down」「over」「under」「through」
8.1.「〜の上へ」「〜の下へ」の「動き」を示す「up」「down」
「up」の基本のイメージは「〜の上へ」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
I climbed up the mountain.
(私は山をのぼった。)
「down」の基本のイメージは「〜の下へ」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
She came down the stairs.
(彼女が階段を降りてきた。)
8.2.「〜の上へ」「〜の下へ」の「動き」を示す「up」「down」
「over」の基本のイメージは「〜の上を」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
The plane is flying over the rainbow.
(飛行機が虹の上を飛んでいる。)
「under」の基本のイメージは「〜の下を」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
The train is running under the bridge.
(電車が橋の下を走っている。)
8.3.「〜を通り抜けて」の「動き」を示す「through」
「through」の基本のイメージは「〜を通り抜けて」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
This road goes through the woods.
(この道路は森を通り抜ける。)
9. 「動き」を示す前置詞「around」「along」「across」「past」
9.1.「〜のまわりを」の「動き」を示す「around」
「around」の基本のイメージは「〜のまわりを」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
The Earth goes around the Sun.
(地球は太陽のまわりを回っている。)
He likes walking around the park.
(彼は公園を歩き回ることが好きだ。)
The bus stop is just around the corner.
(バスの停留場はちょうどその角を曲がったところだ。)
なお、「round」は「around」と同じ意味で使われる。特にイギリスではその傾向が強い。
9.2.「〜に沿って」の「動き」を示す「along」
「along」の基本のイメージは「〜に沿って」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
She was walking along the river with her dog.
(彼女は犬と一緒に川沿いを歩いていた。)
9.3.「〜を横切って」の「動き」を示す「across」
「across」の基本のイメージは「〜を横切って」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
Be careful when you walk across the road.
(道路を横切って歩くときは気をつけて。)
9.4.「〜を過ぎて」の「動き」を示す「past」
「across」の基本のイメージは「〜を通り過ぎて」である。「動き」のニュアンスも含まれている。
The restroom is just past the elevator.
(トイレはちょうどエレベーターを過ぎたところです。)
『英語独学完全マニュアル』
独学で効率的に習得する科学的学習法の全て(全79ページ)
英語は独学が基本です。しかし、「自分の学習方法が正しいかどうか…」不安に思っていませんか?本書は、英語の学習方法についてお悩みの皆さまに、第二言語習得研究と脳科学(神経科学)研究の知見に基づいた真に効率的な英語学習法をご紹介する解説書です。
無料eBookの主な内容
- 単語・文法・発音の効率的な基礎力強化方法
- インプット(読む・聞く)能力向上のための英語脳作りトレーニング法
- アウトプット(話す・書く)能力向上のためのリハーサル・トレーニング法
- 学習計画の立て方と効率性を上げるための学習習慣
そろそろ本気で英語を習得したいとお考えの方におすすめです。また、「英会話スクールに通っているけど思うように上達しない…」「TOEICで高得点を取ったけど話せない…」などでお悩みの皆さまも是非ご一読ください。