この「ビジネス英語メール使える例文100選」では、email の件名から、書き出し、依頼・確認・問い合わせ・提案・苦情、そして、それらに対する返信、結びまでの定型表現・言い回しを時系列でご紹介する。取引先へのフォーマルなメール用と、社内の同僚へのカジュアルなメール用の両方の表現を載せている。
英語ビジネスメールの基本的な構成の説明もしているので是非参考にしてほしい。さらに、ビジネスメールで必要な最重要単語・用語集もまとめたので、もうちょっと学習してみようと思った方はここから始めよう。
Have fun!
目次
1. ビジネス英語メール|【社外宛】フォーマルな表現
取引先宛てなどの社外宛てビジネス英語メールの定型表現をご紹介する。時系列に並べているので、例文を参考に順番にセンテンスを作っていけばメールは完成する。完成したら「ビジネスメールのフォーマット」を参考にして、最終確認してから送付しよう。
1.1. メールの件名(Subject Line)
メールの件名は、具体的そして送付した相手向けであることがわかるように完結にまとめる。件名によって読んでくれない場合もあるので、あなどらずに慎重に書こう。注意事項は以下の通り。
- メールの内容を明確・論理的・具体的に
- 最も重要な単語を最初に持ってくる
- 不必要な単語は省いてできる限り短く
問い合わせの場合
Inquiring about <your Design Services>
<貴社のデザイン・サービス>についての問い合わせ
確認の場合
Confirmation for Meeting on <April 1st>
<4月1日>のミーティングの確認
情報提供の場合
Information regarding <Product ABC>
<ABC商品>に関する情報
お願いの場合
Request for <Appointment regarding Product ABC>
<ABC商品に関するアポ>のお願い
1.2. 最初の挨拶(Salutation)
相手の名前がわからない場合でも最初の挨拶は必ず入れる。フォーマルなメールでは入れないと失礼にあたる。
相手が男性で名前を知っている場合
Dear Mr. <ラストネーム>,
相手が女性(未婚または既婚)で名前を知っている場合
Dear Ms. <ラストネーム>,
相手が男性で名前を知らない場合
Dear Sir,
相手が女性で名前を知らない場合
Dear Madam,
相手の名前も性別も知らない場合
Dear Sir or Madam,
担当者および担当部署が分からない場合
To whom this may concern,
ご担当者様へ
ヒント:ビジネスで女性宛ての場合は、既婚・未婚がわかっていても「Mrs.」(ミセス)や「Miss」(ミス)ではなく「Ms.」(ミズ)を使おう。
1.3. 自己紹介(Self-introduction)
初めてメールを送る場合は簡単な自己紹介を入れる。面識のある人へのメールは、すぐにメールの目的(下記)を書こう。
I am <Tanaka> from <Nippon Corporation> in charge of <Sales Department>. I am writing to you for the first time.
私は、<日本> 株式会社で営業を担当しております <田中> 申します。はじめてメールをさせて頂きます。
<Nippon Corporation> is one of the leading companies in Japanese <IT> industry.
<日本> 株式会社は、日本の<IT>産業におけるトップ企業の1社です。
We are making <software for large corporations>.
我々は、<大企業向けにソフトウェア>を作っております。
ヒント:簡単に済ませること。メールの主旨を説明する前はあまり多くを書かない方がいい。
1.4. メールの目的(Objective)
「~でご連絡致しました。」のメール表現をご紹介する。メールの目的は最初に書くようにしよう。「通知」「依頼」「確認」「アポイント」「問い合わせ」「苦情」など、まずは主旨を書くことが英語のメールのマナーだ。詳細の説明はあとでいい。
通知の場合
We are writing to inform you that <we will release new products/services on April 1st>.
この度は、<新しい製品/サービスを4月1日に発表することになりましたので> ご連絡させて頂きました。
依頼の場合
I am writing to ask you to send us <your company brochure and product catalog>.
この度は、<貴社のパンフレットと製品/サービスのカタログをご送付> 頂きたいと思い、ご連絡させて頂きました。
確認の場合
We are writing to confirm <our meeting at 12:45pm on April 1st>.
この度は、<4月1日午後12時45分のミーティング> の確認でご連絡させて頂きました。
アポイントの場合
I am contacting you because I would like to visit your company to <introduce our products/services>.
この度は、<弊社の製品/サービスをご紹介>させて頂きたく、ご面談の機会を頂戴したいと思いご連絡させて頂きました。
問い合わせの場合
I am contacting you to enquire about <the prices of your products/services>.
この度は、<貴社の製品/サービスの価格> についてお伺いしたく、ご連絡させて頂きました。
苦情の場合
I am writing to express my dissatisfaction with <your products/services>.
この度は、<貴社の製品/サービス> について不満を申し上げたく、ご連絡させて頂きました。
新聞の記事などに関する問い合わせの場合
I recently read/heard about your company and would like to know <more about the products/services that you offer>.
この度は、貴社に関する記事を拝見致しまして、<貴社の製品/サービスについて詳しく> お伺いしたく、ご連絡させて頂きました。
広告に関する問い合わせの場合
Having seen your advertisement in <The Financial Times>, I would like to enquire more about <your products/services>.
この度は、<フィナンシャルタイムズ> に掲載された貴社の広告を拝見致しまして、<貴社の製品/サービスについて詳しく> お伺いしたく、ご連絡させて頂きました。
ヒント:日本人はメールの目的(主旨)を書かずに、背景や詳細な説明から書き出し、最後に目的や主旨を書く人が多い。その書き方では最後まで読んでもらえない可能性が高くなる。「I’m writing you to ~」(~のためにメールをお送りしています。)は定番表現だ。
1.5. 以前のコンタクトの引用(Referring to previous contact)
このメールを送る前に、メールや電話、ご依頼などをもらっていたり、お会いしたことがある場合は、そのことについて触れながらメールの目的を書こう。
ご連絡に対する返信の場合
Thank you for contacting us.
ご連絡を頂きまして有り難うございます。
受領メールへの返信の場合
Thank you for your email dated <March 1st>.
<3月1日> にメールを頂戴し誠に有り難うございました。
Thank you for your email regarding <our meeting at 12:45pm on April 1st>.
<4月1日午後12時45分のミーティング> に関するメールを頂戴し、誠に有り難うございました。
先日電話でお話しした場合
With reference to our telephone conversation <yesterday>, we are writing to confirm details of <the forthcoming meeting>.
<昨日> お電話にてお話しさせて頂きました通り、<次回のミーティング> に関する詳細の確認のためにご連絡させて頂きました。
先日ミーティングでお会いした場合
It was a pleasure meeting you in <London last month>.
<先月ロンドン> にてお会いさせて頂き、誠に有り難うございました。
Further to our meeting <last week>, please find attached <the price list of our products/services>.
<先週の> ミーティングにてお話しさせて頂きました通り、<弊社製品/サービスの価格表> を添付させて頂きました。
先日ランチをご一緒した場合
I enjoyed having lunch with you <last week in Tokyo>.
<先週東京にて> ランチをご一緒させて頂き、楽しい時を過ごすことができました。
ディスカッションしたことについて確認する場合
I would just like to confirm the main points we discussed on <the other day>.
<先日> 議論させて頂きましたポイントについて確認させて頂きたいと存じます。
ご依頼に対する返信の場合
In reply to your request, please find enclosed with this email <our company brochure and product catalog>.
貴社のご要望に基づきまして、<弊社の会社パンフレットと製品カタログ> を添付致しましたのでご確認ください。
ヒント:「Thank you for ~」は当たり前だが、「With reference to ~」(~に関しまして)や「In reply to your ~」(あなたの~へのご返信として)などの言い回しも覚えておくと便利だ。
1.6. 良い通知・悪い通知(Giving news)
「~をお知らせいたします。」のメール表現をご紹介する。新しい商品・サービスや、新しい事務所・支店の新設などの案内、新しい担当者の着任のお知らせなども良い通知と考えていい。
良いお知らせの通知
We are pleased to announce that <we have launched our new product line>.
<弊社はこの度、新しいプロダクトラインの販売を開始いたしましたので、> 慎んでお知らせ申し上げます。
I am delighted to inform you that <we have hired a new Vice President of Human Resources>.
<弊社はこの度、人事部の新しい責任者を採用いたしましたので、> 慎んでお知らせ申し上げます。
悪いお知らせの通知
We regret to inform you that <we are unable to complete your order>.
大変申し訳ございませんが、<弊社は御社のご注文に対応でき兼ねますこと> をお知らせ致します。
After careful consideration, we have decided <not to move forward with the project>.
熟考いたしました結果、弊社は<そのプロジェクトを推進しない事>を決定致しました。
ヒント:「We/I are/am pleased to inform you that ~」(~を慎んでお知らせ致します。)と「We/I are/am regret to inform you that ~」(残念ながら~をお知らせ致します。)の言い回しは必ず覚えておこう。
1.7. 依頼・お願い(Making a request)
「~が欲しい」「~について知りたい」「アポを取りたい」場合のメール表現をご紹介しよう。
○○を送ってほしい
We would appreciate it if you would provide us with <more detailed information about the products/services that you offer>.
<貴社の製品/サービスに関するより詳細な情報を>頂けますでしょうか。
It would be highly appreciated if you could send us <quotation for the following products at your earliest convenience>.
<下記の製品に関する貴社の見積もりを至急> ご送付頂けますでしょうか。
○○について教えてほしい
We would appreciate it if you would advise us on <the current status of the project>.
<当該プロジェクトの現状に> ついて教えて頂けますでしょうか。
It would be grateful if you could let me know <when you receive the product>.
<製品が到着しましたら> 教えて頂けますでしょうか。
アポイントの依頼
It would be highly appreciated if we could set up a meeting to <discuss any opportunities to work together>.
<弊社との協力関係の可能性についてお話しさせていただく> ために、ご面談の機会を頂ければ幸いです。
We would be delighted if you could spare some of your time to meet with us.
是非ご面談の機会を頂ければ幸いです。
ヒント:「We would appreciate it if you could ~」と「It would be appreciated if you could ~」(もし~して頂ければ幸いです。)の言い回しは、メールで依頼するときの定番だ。必ず覚えておこう。
1.8. 確認をとる(Making a confirmation)
「~を確認させてください。」など、メールで確認をとるときは下記の言い回しのみ覚えておけばほとんどのことに対応できる。
I would like to confirm <the appointment we made to meet at your office at 11:00 am on Tuesday, February 3rd>.
<2月3日火曜日午前11時の貴社事務所でのご面談> の確認をさせて頂きたく存じます。
ヒント:「~がしたい」と伝える場合は、「I want to ~」ではなく、「I would like to ~」を使うこと。「I want to ~」は子どもっぽい表現だ。
1.9. 提案・申し出(Offering help)
「~しましょうか?」や「もしよろしければ~します。」のメール表現をご紹介する。
We would be happy to mail you <information about the services/products that we offer>.
もしよろしければ、<弊社のサービス/製品についての情報を> 郵送させていただきます。
We are quite willing to set up a meeting to <answer any questions you may have>.
もしよろしければ、<貴社のご質問にお答えする>ためにミーティングを設定させて頂くことも可能です。
Our company would be pleased to meet with you and discuss <our recommendations further> at your convenience.
もしよろしければ、<弊社の提案について> お話しさせて頂くために、ミーティングを設定させて頂くことも可能です。
ヒント:「We would be pleased to ~」(もしよろしければ、喜んで~させて頂きます。)は提案の定番表現だ。
1.10. 苦情を伝える(Complaining)
「残念ながら(遺憾ながら)、~をお伝えしなければなりません。」のメール表現をご紹介する。丁寧に苦情を伝えるには下記の表現が定番だ。
We regret to inform you that <your payment is considerably overdue>.
遺憾ながら、<貴社のお支払いが大幅に遅れておりますこと>をお知らせ致します。
1.11. 謝罪する(Apologizing)
「~して申し訳ありません。」のメール表現をご紹介する。謝罪の表現は、下記の3つのうち、上の2つを覚えておけば十分だ。3つ目の文はメールの締めにも使える。
We are extremely sorry for <the delay in replying to you>.
<返信が遅くなり、> たいへん申し訳ございません。
We would like to apologize for any inconvenience caused <by this delay>.
<今回の発送の遅れにより、> ご迷惑をお掛けしたことをお詫び致します。
Once again, please accept our apologies <for the delay>.
<遅れにより> ご迷惑をお掛けしたことを再度お詫び申し上げます。
1.12. ファイルの添付(Attaching Files)
「添付をご確認ください。」のメール表現をご紹介する。メールにファイルを添付することも多いだろう。下記の2つのうち、上の表現が定番だ。添付を忘れずに!
Please find attached <the file you requested>.
<ご要望のファイル>を添付しましたのでご確認ください。
I am attaching <our proposal> for your consideration.
<弊社の提案書>を添付致しましたのでご検討ください。
1.13. メールの締めくくり(Ending Remarks)
「いつでもご連絡ください。」「~を楽しみにしています。」「今後~できれば光栄です。」のメール表現をご紹介する。要件を書き終わったら必ず締めのことばを入れよう。
またいつでも連絡ください…
If you have any questions, please do not hesitate to contact me.
何か不明な点がございましたら、いつでもご連絡を頂ければと存じます。
If we can be of any further assistance, please let us know.
何かお手伝いできることがあれば、ご連絡を頂ければと存じます。
…を楽しみにしています。
I look forward to <hearing from you>.
<ご連絡を> お待ちしております。
…できれば光栄です。
We would be (very) pleased to <have an opportunity to work with your company >.
<貴社とお取引できる機会を頂戴できれば>非常に光栄です。
1.14. メールの結び(Closing)
自分の名前の直前に書く結びの表現をご紹介する。新規顧客と既存顧客の場合、名前を知らない場合と知っている場合など、状況によって結びの言葉は異なる。
新規顧客や重要取引先の場合
Yours faithfully,(名前を知らない場合)
Yours sincerely,(名前を知っている場合)
Sincerely yours,
既存顧客や取引先の場合
Regards,
2. ビジネス英語メール|【社内宛】カジュアルな表現
社内宛メール用のカジュアルな定型表現をご紹介する。時系列に並べているので、例文を参考に順番にセンテンスを作っていけばメールは完成する。
2.1. メールの件名(Subject Line)
メールの件名に関しての注意点は社外向けと同じだ。具体的に、そして送付した相手向けであることがわかるように完結にまとめよう。件名によって読んでくれない場合もあるので注意が必要だ。注意事項は以下の通り。
- メールの内容を明確・論理的・具体的に
- 最も重要な単語を最初に持ってくる
- 不必要な単語は省いてできる限り短く
ミーティングのお願いの場合
Meeting Request – <Internal catch up January 15th>
ミーティング要請 – <1/15社内情報交換>
リマインドの場合
Reminder to <team leaders> – <evaluation sheet>
<チーム・リーダー>へのリマインド – <評価シートについて>
確認の場合
Confirmation for <Appointment Date regarding Project ABC>
<プロジェクトABCに関するアポの日>の確認
問い合わせの場合
Inquiry about <Project ABC Budget>
<プロジェクトABCの予算>に関する問い合わせ
お願いの場合
Requesting <Project ABC idea submissions> — <Due Jan 15>
<プロジェクトABCに関するアイデア>のリクエスト – <1月15日まで>
2.2. 最初の挨拶(Salutation)
社内の同僚宛でも最初のメールには必ずこの様な挨拶を入れよう。何度かやりとりしていると省略されることも多い。
社内の同僚の場合
Dear <ファーストネーム>,
社内の親しい同僚の場合
Hi <ファーストネーム>,
Hello <ファーストネーム>,
ヒント:「Hi,」や「Hello,」など、名前を入れない場合もある。また、「John,」の様に名前だけのこともある。
2.3. 自己紹介(Self-introduction)
「~部門の~です。」の社内宛てメール表現をご紹介する。社内でも知らない人にメールを送ることもあるだろう。その場合は最初に名乗ろう。
I am <Taro Tanaka> of <the sales department>. I am contacting you for the first time.
<営業> の <田中太郎> です。はじめてご連絡しています。
2.4. メールの目的(Objective)
「~でメールしています。」の社内宛メール表現をご紹介する。メールの主旨を最初に書くことは社内メールでも徹底しよう。
通知の場合
This is to let you know that <we will release new products/services on April 1st >.
<新しい製品/サービスを4月1日に発表することになりましたので> お知らせします。
依頼の場合
I am writing to ask <you to send me the schedule of the conference>.
<カンファレンスのスケジュールを送ってもらうために> 連絡しました。
確認の場合
I am writing to confirm <our meeting at 12:45pm on April 1st>.
<4月1日午後12時45分のミーティング> の確認するために連絡しました。
ミーティング依頼の場合
I am contacting you to ask you to have a meeting with us at your earliest convenience.
至急ミーティングをしたいと思い連絡しました。
問い合わせの場合
This is to enquire about <the finance report>.
<財務レポート> について聞きたいことがあり連絡しました。
苦情の場合
I am writing to complain about <the meeting schedule you have fixed>.
<あなたが設定したミーティングスケジュール> についての苦情を言いたく連絡しました。
2.5. 以前のコンタクトの引用(Referring to previous contact)
このメールを送る前に、メールや電話、依頼などを受けていた場合は、そのことについて触れながらメールの目的を書こう。
連絡に対して簡単にお礼する場合
Thank you for contacting us.
連絡を頂きまして有り難うございます。
依頼に対する返信の場合
As to your request, <I attached the current price list>.
ご依頼に関し、<現在の価格表を添付しました。>
受領メールへの返信の場合
Thank you for your email dated <March 1st>.
<3月1日> 付けメール有り難うございました。
先日のミーティングに関してメールする場合
Regarding our meeting yesterday, <please find attached the minutes>.
昨日のミーティングについて、<議事録を添付しました>。
2.6. 良い通知・悪い通知(Giving news)
「~をお知らせします。」の社内メール表現を紹介する。良い通知と悪い通知の場合で表現は異なる。
良いお知らせの通知
I wanted to tell you that <we have launched our new product line>.
<我々は、新しいプロダクトラインの販売を開始したので> ご連絡したいと思います。
悪いお知らせの通知
We’re sorry, but we can’t <participate in the meeting on April 1st>.
すみませんが、<4月1日のミーティングに出席>できません。
I have to tell you that I can’t <participate in the meeting on April 1st>.
すみませんが、<4月1日のミーティングに出席>できません。
ヒント:「I wanted to ~」は「I would like to ~」の方が丁寧だ。
2.7. 依頼・お願い(Making a request)
「~が欲しい」「~について知りたい」「アポを取りたい」場合の社内メール表現をご紹介する。
○○を送ってほしい
Can you send me <more detailed information about your marketing strategy for the product X>?
<製品Xに関する貴兄のマーケティング戦略に関するより詳細な情報を> 送ってもらえますか。
○○について教えてほしい
Please let us know <the current status of the project>.
<当該プロジェクトの現状に> ついて教えてもらえますか。
ミーティングの依頼
Can we meet to talk about the <marketing strategy for the product X>?
<製品Xのマーケティング戦略> について会って話がしたいのですが。
2.8. 確認をとる(Making a confirmation)
「~を確認させてください。」など、社内メールで確認をとるときの表現をご紹介する。
Let me confirm one thing with you <before we launch the product X>.
<製品Xの発売を開始する前に> 一点確認させて下さい。
2.9. 提案・申し出(Offering help)
「~しましょうか?」や「もしよければ~します。」の社内メール表現をご紹介する。
Would you like me to send you the information about <the product X>?
<製品X> についての情報を送りましょうか。
I would be happy to meet with you to discuss <our recommendations> further.
<こちらの提案>について会って詳しく説明することも可能です。
2.10. 苦情を伝える(Complaining)
「すみませんが~です。」の社内メール表現をご紹介する。社内でもなるべく丁寧に伝えよう。
I’m sorry to say that <you’re late in submitting your finance strategy report>.
すみませんが、<貴兄の財務戦略についてのレポートの提出が遅れています>。
2.11. 謝罪する(Apologizing)
「~してすみません。」の社内メール表現をご紹介する。
I am sorry for the trouble caused.
ご迷惑をお掛けしすみません。
I apologize for the trouble.
ご迷惑をお掛けしすみません。
ヒント:「I’m sorry for the inconvenience caused.」(ご不便をお掛けしすみません。)も定番だが、謝罪のニュアンスは弱い。
2.12. ファイルの添付(Attaching Files)
「添付を確認してください。」の社内メール表現をご紹介する。ファイルの添付を忘れずに!
I am attaching
/sending you <a draft finance report>.
<財務レポートのドラフト>を送ります。
Please find attached <a draft finance report>.
<財務レポートのドラフト>を送ります。
2.13. メールの締めくくり(Ending Remarks)
「いつでも連絡ください。」「~を楽しみにしています。」「~できれば光栄です。」の社内メール表現をご紹介する。
またいつでも連絡ください…
Let me know if you have any questions.
質問があればいつでも連絡ください。
…を楽しみにしています。
Hope to hear from you soon.
連絡を待っています。
…できれば光栄です。
Hope to work with you soon.
一緒に働ければ光栄です。
2.14. メールの結び(Closing)
自分の名前の直前に書く結びの表現をご紹介する。社内向けのカジュアルなものだ。
All the best,
Best,
Yours,
Thanks,
Cheers,
3. ビジネス英語メール|ビジネスメールのフォーマット
英語でのメールで一番気をつけたいのは「結論が先、説明は後」で書くと言うことだ。
下記の例を見てみよう。3つのパラグラフから構成されているが、最初のパラグラフ①には、このメールで一番伝えたいことを一文で書いている(下線部)。2番目のパラグラフ②では、①の結果に基づいてすべきことを説明している。そして最後のパラグラフ③で、結びの言葉と共にすべきことをまとめている。
①は「導入」(Introduction)、②は「メイン」(Body)、③は「結論」(Conclusion)と言われており、英語圏ではこの様にパラグラフを並べることが一般的だ。
To: Hanako Suzuki
From: John Smith
Subject: RE: Tuition reimbursement request
Date: May 10
Dear Ms. Suzuki,
① Thank you for providing me with a copy of your tuition receipt and your reimbursement form. Unfortunately, since you did not submit all of the required documents, our policy prevents us from reimbursing your tuition at this time.
② The deadline for returning all of the relevant documentation is two months after the end of the course. So that you don’t miss this deadline, I would suggest that you contact Wilson’s office of continuing education as soon as possible. Its Web site indicates that most requests of this type can be handled online, so an extra visit to the school probably won’t be necessary.
③ I look forward to hearing from you once you have the remaining paperwork in order.
Sincerely,
john smith
Director of Personnel
仕事で毎日数多くのメールを受け取るだろう。それを全部読むことだけでも大変だ。「結論が先・説明は後」の原則に沿って書かないと読んですらもらえなくなる。
なお、メールの文章の作り方については「英語ライティング|結論が先!単語と文の並べ方と書き方のコツ完全版」も参考にしてほしい。
4. ビジネス英語メール|【学習用】重要単語・用語集
英語でビジネスメールを書くときに知っておきたい重要単語と用語をまとめてみた。「もうちょっと学習してみようかな。」と思ったら、ここから始めよう。
ABC | |
---|---|
absolutely /ǽbsəlùːtli/ |
(副) 完全に We are absolutely convinced that ~:全く~である確信しています |
accept /əksépt/ |
(動) 受け入れる Please accept our apologies:お許しください |
advertisement /æ̀dvərtáizmənt/ |
(名) 広告 advertise /ǽdvərtàiz/ (動) 宣伝をする |
advise /ədváiz/ |
(動) アドバイスする Please advise ~:~をご教示ください |
afraid /əfréid/ |
(動) 残念ながら(~しなければならないと思う) I am afraid that ~:残念ながら~です |
announce /ənáuns/ |
(動) 公表する We are pleased to announce that ~:~を慎んでお知らせ申し上げます |
apologize /əpάlədʒàiz/ |
(動) 謝罪する We would like to apologize for ~:~をお詫び致します apology /əpάlədʒi/ (名) 謝罪 |
appointment /əpɔ́intmənt/ |
(名) 約束 make an appointment :(人と会う) 約束をする |
appreciate /əpríːʃièit/ |
(動) 感謝する be appreciated if ~:~して頂けますでしょうか |
as soon as possible | (副句) できるだけ早く |
assistance /əsístəns/ |
(名) 支援 If we can be of any further assistance:何かお手伝いできることがあれば |
as to ~ | ~について As to your request,:ご依頼に関し |
attach /ətǽtʃ/ |
(動) 添付する Please find attached ~:添付の~をご参照ください |
brochure /brouʃúər/ |
(名) 冊子 |
Can we / I ~ | ~してもいいですか? Can we meet? 会えますか? ⇒ Could we ~ : Can we ~ より丁寧な言い方 |
catalog /kǽtəlɔ̀(ː)g/ |
(名) カタログ |
cause /kɔ́ːz/ |
(動) ~を引き起こす Sorry for the inconvenience caused. ご不便をお詫びします |
Cheers /tʃirz/ |
(間投) ありがとう |
complain /kəmpléin/ |
(動) 不満を言う I am writing to complain about ~:~についての苦情を言いたく連絡しました |
concern /kənsə́ːrn/ |
(動) ~に関係する To whom it may concern:ご担当者様 |
confirm /kənfə́ːrm/ |
(動) 確認する I would like to confirm ~:~について確認をさせてください |
consider /kənsídər/ |
(動) 熟考する considerably /kənsídərəbli/ (副) かなり consideration /kənsìdəréiʃən/ (名) 考慮 Thank you for your consideration:ご考慮感謝いたします |
contact /kάntækt / |
(動) 連絡を取る I am contacting you to ~:~のためご連絡致しました |
convenience /kənvíːniəns/ |
(名) 便利 at your earliest convenience:できるだけ早く |
conversation /kɑ̀nvərséiʃən/ |
(名) 会話 With reference to our telephone conversation:電話でお話しした件について |
convince /kənvíns/ |
(動) 納得させる We are convinced that ~:~である確信しています |
DEF | |
dated /déitid/ |
(形) ~日付の Thank you for your email dated April 1st. 4月1日付メールありがとうございます。 |
Dear /díər/ |
(形) 親愛な |
decide /disáid/ |
(動) 決定する |
deeply /díːpli/ |
(副) 深刻に We deeply apologize for ~:~について深くお詫びします |
delay /diléi/ |
(動) 遅らせる We are sorry for the delay in replying to you:返信が遅くなりすみません |
delight /diláit/ |
(動) ~を大喜びさせる be delighted to ~:慎んで~いたします |
detail /ditéil/ |
(名) 詳細 confirm details of ~:~についての詳細を確認する |
discuss /diskʌ́s/ |
(動) 議論する We will set up a meeting to discuss the project. そのプロジェクトについて話し合うためにミーティングを設定します。 |
dissatisfaction /dìssætisfǽkʃən/ |
(名) 不満 I am writing to express my dissatisfaction with ~:~について不満を言いたく連絡しました ⇔ satisfaction /sæ̀tisfǽkʃən/ (名) 満足 |
enclose /enklóuz/ |
(動) ~を同封する Please find enclosed ~:同封した~をご確認ください |
enquire /enkwáiər/ |
(動) ~について聞く I would like to enquire about ~:~についてお伺いさせてください |
ensure /enʃúər/ |
(動) ~を確かにする We would like to ensure that ~:~を確認したい |
expect /ikspékt/ |
(動) 予期する We expect that ~:~と想定しています |
express /iksprés/ |
(動) 述べる express one’s sincere apology to ~:~に心からお詫びする |
extremely /ikstríːmli/ |
(副) 極度に be extremely sorry for ~:~に対して大変申し訳ありません |
faithfully /féiθfli/ |
(副) 誠実に Yours faithfully:(結びの挨拶) |
Feel free to ~ | (動) 自由に~する |
forthcoming /fɔ̀ːrθkʌ́miŋ/ |
(形) 来たるべき forthcoming meeting:来るべきミーティング |
for the first time | (副句) 初めて |
fortunately /fɔ́ːrtʃnətli/ |
(副) 幸いにも ⇔ unfortunately /ʌnfɔ́ːrtʃnətli/ (副) 残念ながら |
forward /fɔ́ːrwərd/ |
(動) 転送する Please forward ~:~をご転送ください |
further /fə́ːrðər/ |
(形) より一層の (副) より一層 Further to ~:~につきまして(付け加えますと) |
GHI | |
glad /glǽd/ |
(形) うれしく思う I was glad to hear that ~:~と伺い嬉しい限りです |
grateful /gréitfl/ |
(形) 感謝する be grateful if ~:~だと感謝致します |
happy /hǽpi/ |
(形) 幸福な be happy to ~:喜んで~致します |
hesitate /hézitèit/ |
(形) 行動をためらう Do not hesitate to ~:是非~してください |
highly /háili/ |
(副) 非常に highly appreciated:大変感謝致します |
immediate /imíːdiət/ |
(形) 即時の immediately /imíːdiətli/ (副) すぐに |
in charge of ~ | ~を担当して |
inconvenience /ìnkənvíːnjəns/ |
(名) 不便さ Sorry for the inconvenience caused:ご不便をお掛けしすみません |
inform /infɔ́ːrm/ |
(動) 知らせる We are writing to inform you that ~:~を慎んでお知らせ致します |
introduce /intrədjúːs/ |
(動) 紹介する |
JKL | |
launch /lɔ́ːn(t)ʃ/ |
(動) 発売する We launched our new product. 新しい製品を発売した |
let ~ know | ~に知らせる Please let me know when you receive the product. 製品を受け取ったら知らせてください |
look forward to ~ | (群動) ~を楽しみに待つ Look forward to seeing you soon:お会いすることを楽しみにしております |
MNO | |
madam /mǽdəm/ |
(名) ご婦人 Dear Madan, |
make sure /méik/ /ʃúər/ |
(群動) ~ということを確かめる Please make sure that ~:~であることをご確認ください |
May I ~ | ~してもいいですか? May I have your name? お名前をお伺いしてもいいですか? |
minute /mínət/ |
(名) 議事録 |
move forward with ~ | (群動) ~を進める We would like to move forward with the project. そのプロジェクトを推進したい |
offer /ɔ́(ː)fər/ |
(名) 申し出 |
once again | (副句) もう一度 |
opportunity /ɑ̀pərtjúːnəti/ |
(名) 良い機会 |
overdue /òuvərdjúː/ |
(形) 期日を過ぎた Your payment is considerably overdue. お支払いの期日がかなり過ぎています |
PQRS | |
participate /pɑːrtísəpèit/ |
(動) 参加する We can’t participate in the meeting. ミーティングに参加できません |
please /plíːz/ |
(動) 喜ばせる be pleased to ~:喜んで~致します |
pleasure /pléʒər/ |
(名) 楽しみ It was a pleasure meeting you in Tokyo:東京でお会いでき嬉しかったです |
proposal /prəpóuzl/ |
(名) 提案 |
provide /prəváid/ |
(動) 供給する provide ~ with …:~ に … を提供する |
quite /kwáit/ |
(副) 全く We are quite willing to ~:~を喜んでする |
quotation /kwoutéiʃən/ |
(名) 見積もり Please send your quotation. 見積もりを送ってください |
recently /ríːsntli/ |
(副) 最近 |
recommend /rèkəménd/ |
(動) 薦める We recommend that ~:~をご推奨します recommendation /rèkəməndéiʃən/ (名) 推薦 |
reference /réfərəns/ |
(名) 参照 With reference to ~:~に関しまして |
regard /rigάːrd/ |
(名) 観点 Regards /rigάːrdz/ (結語) では regarding /rigάːrdiŋ (前) ~に関して With/In regard to ~:~に関しまして |
regret /rigrét/ |
(動) 残念ながら~する regret to inform you that ~:遺憾ながら~をお知らせ致します |
release /rilíːs/ |
(動) 発表する We released new products. 新しい製品を発表した |
remind /rimáind/ |
(動) ~に思い出させる I would like to remind you that ~:~を再度ご連絡します |
reminder /rimáindər/ |
(名) リマインダー Thank you for the reminder about ~:再度ご連絡頂きありがとうございます |
reply /riplái/ |
(名) 返事 In reply to ~:~への返答として |
report /ripɔ́ːrt/ |
(動) 報告する |
request /rikwést/ |
(名) 依頼 In reply to your request:貴社のご要望に関しまして |
response /rispάns/ |
(名) 返答 In response to ~:~への返答として |
set up /sét/ /ʌ́p/ |
(群動) 手配する set up a meeting:ミーティングを設定する |
sincerely /sinsíərli/ |
(副) 心から Yours sincerely:(結びの挨拶) Sincerely yours:(結びの挨拶) |
sir /sə́ːr/ |
(名) 男性への丁寧な呼び掛け語 Dear Sir:(最初の挨拶) |
sorry /sάri/ |
(形) すまないと思って be sorry for ~:~についてお詫びします |
spare /spέər/ |
(動) 割く spare some of your time to ~:~するために時間を割く |
status /stéitəs/ |
(名) 状況 the current status of the project:プロジェクトの現在の状況 |
strongly /strɔ́(ː)ŋli/ |
(副) 強く We strongly recommend that ~:~を強くご推奨します |
TUV | |
trouble /trʌ́bl/ |
(名) 面倒 Sorry for the trouble caused. ご面倒をお掛けしすみません |
be unable to ~ | ~できない We are unable to compete your order. 注文に対応できません ⇔ be able to ~ ~できる |
unfortunately /ʌnfɔ́ːrtʃnətli/ |
(副) 不運にも ⇔ fortunately /fɔ́ːrtʃnətli/ (副) 幸いにも |
WXYZ | |
willing /wíliŋ/ |
(形) ~する気がある be willing to ~:喜んで~します |
wish /wíʃ/ | (動) 切望する If you wish:お望みであれば |
would like to ~ | ~したい< I’d (I would) like confirm the main points. ポイントについて確認したい |
Would you like … to ~ | …に~してほしいですか? Would you like me to send you the information? 情報を送ってほしいですか? |
『ビジネス英語必携表現集』
シーン別・時系列で完全網羅(全123ページ)
英語を効率的に習得する上で、頻繁に使用される定型フレーズや言い回しを覚え、使えるようにしていく学習は必須です。特にビジネスで使用される英語は、定型フレーズの占める割合が高いといわれています。本書を活用して頂き、ネイティブにとってナチュラルな英語を使えるようにしていきましょう!
無料eBookの主な内容
- 電話の英語
- 受付の英語
- メールの英語
- 雑談の英語
- プレゼンの英語
- 会議の英語
しかしながら、真のスピーキング力を身につけるには、定型フレーズを覚える「トップダウン学習」だけでは不十分です。単語・文法・発音を組み合わせて無限の文章を自由自在に使えるようにする「ボトムアップ学習」も同時並行的に行うことをお勧めします。